不登校によって勉強の遅れがあると感じても、決して諦める必要はありません。
私自身、不登校のブランクを乗り越えて大学受験に成功した経験から、実は追いつくことは想像しているよりも簡単だと分かりました。
この記事では、学校の主要科目の授業時間が少ないこと、学校での勉強は効率が悪いこと、そして理解力は年を重ねるごとに上昇することという3つの視点から、追いつきやすい理由を詳しく解説します。
【目次】
- 学校の主要科目の授業時間数は意外と少ない
1-1. 授業時間の割合と実態 - 学校での勉強は効率が悪い
2-1. 個々のペースに合わない授業
2-2. 限られた時間内での内容詰め込み - 理解力は年齢を重ねるごとに上昇する
- まとめ
1. 学校の主要科目の授業時間数は意外と少ない
学校では毎週30~40時間程度の授業が行われていますが、受験に直結する科目や継続的な学習が必要な科目が占めているのは、全体の半分以下です。
実際に、ご自身の時間割を確認してみて貰えればと思います。
そこに体育祭や、文化祭の準備などが入ってくると考えれば、想像しているよりも差は埋めやすいと感じるのではないでしょうか。
自分が追い付きたい科目に集中して勉強することで、十分に追いつくチャンスはあります!
2. 学校での勉強は効率が悪い
2-1. 個々のペースに合わない
クラス全体で同じ内容を同じペースで進めるため、一人ひとりの理解度や進度に合わせた学習が難しい現状があります。
得意な科目はもっと進行が早くていいし、苦手な科目では追いつけないなんてことが出てきます。
また、映像授業で見ればかからない板書の時間がかかったり、理解し始めたタイミングで授業が終わって、結局「なんだっけ?」となってしまうなんてこともあります。
それらを踏まえると、学校の授業は効率のいい勉強とは言えないでしょう。
2-2. 受験を見据えると後回しに出来る内容が含まれる
特に、私立高校の受験を見据える場合、出題されない内容(リスニングや、国語の音読)は後回しにするなどすれば、受験で必要な内容には追いつきやすくなります。
また、教員も教科指導の質が重視されているわけではないので、授業において質の高い指導がされていないケースも見受けられます。
3. 理解力は年齢とともに上昇する
研究によると、知能は特に中学生の間は年々上昇することが分かっています。
詳しくはこちらでご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/humon007/archives/948648.html
少し難しい記事になるので、簡単にいうと極端な話、天才中学1年生は普通の中学3年生よりも理解力があるとは限らないということです。
小学生の時に感じたことがあるであろう、「去年こんな簡単なことやってたんだ」というのはすでに理解しているからという部分が大きいですが、そもそもの理解力も上がっている影響も多少あるでしょう。
つまり、授業で学ぶタイミングよりも、暗記力や理解力が上がっていることで、今ならより効率のいい学習ができます。
また、過去に躓いたポイントも、今なら十分に理解できる可能性があるため、勉強の遅れを取り戻す大きな強みとなります。
4. まとめ
- 学校では主要科目の授業割合が小さいため、重点的な学習による挽回が可能です。
- 学校の勉強は効率が悪いという現実を利用し、自宅で自分のペースで学ぶことで、追いつくチャンスは広がります。
- さらに、知能は年齢とともに上昇するため、過去のブランクも今ならより効率的に十分に取り戻せるのです。
不登校による勉強の遅れは、決して乗り越え不可能な壁ではありません。
僕自身、最初は追いつけるか不安でしたし、これだけ勉強していなかったら追いつくのは難しいだろうなと思っていました。
しかし、以上のような事実がある以上、想像しているよりも追いつける可能性は高いと理解していただけたのではないかと思います。
諦めずに勉強して遅れを取り戻せるように頑張ってください!
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